皆さん「マスク頭痛」という言葉をご存知でしょうか?
マスクをつけていると息苦しくなったり,眩暈や吐き気,さらには頭痛が起きてくるといった声があちこちで上がっております。
今回はコロナ禍でマスクをつけ始めてから言われるようになったマスク頭痛について、なぜ起きてくるのか?対策は?といったことお話していきたいと思います。
痛みが出る理由については大きく3つの原因が考えられます。
①マスクの中で熱中症が起きている
②マスク内で密閉状態になる為二酸化炭素過多になる
③耳にかけた紐で筋肉が引っ張られて緊張が起きる
①マスクで熱中症
マスクをつけた状態でのマスク内温度は40度を超えてきます。高温多湿状態が長く続く状態。つまりサウナと同じ環境になています。
そんな中、長時間マスクをつけていれば息苦しさから無意識に呼吸も深く大きくなり、全身の血流量も上がります。
血流量が上がると頭蓋骨内の血管が拡張され神経を圧迫して頭痛が起きてきます。
②二酸化炭素過多
上と同じくして、マスクを長くつけていると吐いた息に含まれる二酸化炭素をマスク内でまた吸い込むことになります。
二酸化炭素は血管拡張作用が強く、拡張した血管が神経を圧迫して頭痛を引き起こします。
③筋肉が引っ張られて緊張が起きる
耳に紐を引っ掛けてマスクを固定しますが、固定されるのはマスクだけではなく耳回りの筋肉を固定されます。
主に口を動かす筋肉である側頭筋、咬筋・頭を大きく動かす胸鎖乳突筋等
これらの筋肉が固定されると耳の後ろにある神経の出入り口が、硬くなった筋肉によって圧迫されて側頭部に痛みが出るようになります。
マスク頭痛に対する対策は?
1時間に1度は人のいない場所,ソーシャルディスタンスが取れる場所でマスクを外し、マスク内温度を下げる。マスクを取った状態で深呼吸を行い、首肩や顔面の筋肉のストレッチを行う。
(首や肩を回したり、口を大きく開けてあいうえおをに形にする等)
いかがだったでしょうか?
ご自身に当てはまる方はぜひ実践していただきたいと思います。
またそれでも状態が改善されない場合は、在宅勤務等に変わったことによる姿勢の歪みから起きている可能性が高いです!
気になる方はお気軽に当院へご相談してください。
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